アドベント 同性間高密度感情小説 カレンダー

さて、予告では「公開しても差し支えない都道府県立図書館事情か図書館でも借りられる同性間高密度感情小説」と書きましたが、前者は私が楽しくないのでやめました。

 

さて、ここでいう「同性間高密度感情小説」というのは、
「恋愛または性的な意味の有無を問わず、男と男の結びつきや関係性の描写があり、読み手である腐女子(つまり私)の琴線に触れた小説」
という意味です。

 この記事では「女と女」の関係性について描かれた小説は紹介していません(紹介する本の中にはそうした要素を含むものもあります)。
 理由は私がその領域に関しては素人甚だしいからです。女女感情に関してはその道のプロに聞いてみてください。

 「図書館で借りられる」と銘打っているので、BLレーベルは除外していますが、これから紹介するものの中にはBLレーベルで活躍している作家のものも含みます。
そういう趣旨の記事なのでボーイズラブは得手不得手で言うと後者! なんて人は読まない方が賢明です。きみは賢いからどう振る舞うべきかわかるね。

 

 それではどうぞ。

1.青空の卵(ひきこもり探偵シリーズ)(坂木司
 別名「共依存ズブズブシリーズ」(そんな別名はない)。
 探偵役の引きこもり男と助手役の保険営業マンの共依存が読んでいて若干引くレベル。本当共依存はお互いのためになりませんよ! 読んでる私は嬉しいけど!
ジャンルとしては日常ミステリです。ドラマ化もしたしBL漫画家の手で漫画化もされた。なおドラマは引きこもり男の演技が大根すぎて感激できます。

2.仔羊の巣(ひきこもり探偵シリーズ)(坂木司
  このシリーズは順番に読んだ方が男と男の関係性の深化と変化を味わえます。

3.動物園の鳥(ひきこもり探偵シリーズ)(坂木司
  同上。

4.メルカトルと美袋のための殺人(メルカトル鮎シリーズ 短編)(麻耶雄嵩
  メルカトルシリーズはミステリ小説界隈の腐女子に不動の人気がある(ような気がする)。
 傍若無人で性格が劣悪な探偵に対して助手役はひたすら殺意と敵意をみなぎらせているのですが、なんやかんやいって仲良しです。
嫌よ嫌よも好きのうちって言いますしね。

5.メルカトルかく語りき(メルカトル鮎シリーズ 短編)(麻耶雄嵩
 4番目と同様、メルカトルシリーズ短編集です。一応長編もあるのですが、長編には美袋くん(助手役)が出てこないので短編をおすすめします。

6.家守綺譚(梨木香歩
 なんでもいいからこれを読んで!!!! 私を琵琶湖面にひきずり込んだ小説です。
 この小説の主人公とその友人のそこはかとない関係性に入れ込みすぎて私は10年近く人生を盛大に棒に振っています。
  主人公は売れない物書き、ある日主人公の学生時代の友人の実家の守りになってくれないかと打診されます。しかしその友人は何年も前に不幸にも湖でボートを漕いでいる際に事故で亡くなっています。先立つものがない暮らしはつらい! そういうことで家守になった主人公ですが、彼の前にある日死んだはずの友人が……
 主人公の前に幾度となく友人が現れるのですが、いちいち「匂わせ」てくるので腐女子はもうなすすべもない。友情万歳!
 ここまで書くと完全にホラー小説ですが、語り口が全く異なります。穏やかでやさしい、幻想的でいて現実的な世界観が広がります。我々の中に「日本の原風景」という情景があるとしたら、それを見事な筆力で表現しているのがこの小説です。梨木香歩は小説が上手い!
 なお、ご希望の方は私にご連絡いただければ文庫版を布教のためにお送りしますので、ponpoko.manjuあっとgmail.comまで「家守綺譚を寄越せ」というタイトルでメールをお送りください。

7.冬虫夏草梨木香歩
 『家守綺譚』の続編です。
 家守綺譚では守りをする友人の家の周辺で起こる出来事が描かれますが、飼い犬の失踪とその他諸々の理由から主人公は鈴鹿の山奥へ旅に出ます。なかなか件の友人が現れてくれないんですが、いざ現れた瞬間「家守綺譚を読んだ腐女子が1億回妄想した展開」が待ち構えているので心臓に悪いです。
 梨木神、最高。10冊買った(そのうち6冊くらいは人にあげた)。

8.タスキメシ(額賀澪)
 駅伝ものです。駅伝ものはそれだけで既に同性間高密度感情なのですが、この小説の怖ろしいところは「相互執着兄弟」が主人公であるという点です。
 なお、続編がこの間出ました。今度職場にも入るはずだから入ったら借りて読みます。

9.都会のトムソーヤシリーズ(はやみねかおる
 中学校の図書室になかった? あったでしょ? 思い出してみて?
 小説で妄想逞しくしている腐女子から「都会トムでこの趣味に目覚めた」としばしば聞きます。ヤングアダルト向けと侮らず、未読の方はご一読あれ。

10.機龍警察暗黒市場(機龍警察シリーズ)(月村了衛
 氷のような男、ユーリ・オズノフとそのかつての友人ゾロトフの憎しみと執着の物語です。「機龍警察シリーズ」というのがありまして、それの3作目になります。なお2作目は女女強感情です。

11.草の花(福永武彦
 サナトリウム結核旧制高等学校弓道部。この単語から想像する世界観の通りです。
 感傷的で美しい。あと男男感情が強い。もしかして旧制高校ではこれが標準だったんですか? やばい文化育んでたんだな旧制高校。どきどきしちゃうぜ。

12.新釈走れメロス 他四篇(森見登美彦
 森見登美彦が書くギャグ系の小説の主人公はだいたいホモソーシャル的態度むき出しなのでおすすめです。
 ホモソーシャル的ではあるけれど、女性蔑視的ではない。そういう点で「ホモソーシャル的」です。だから女性人気が高い(らしい)んだろうな。
 ちなみに表題作では桃色ブリーフで京都中を走り回ります。最悪だ。

13.夜は短し歩けよ乙女森見登美彦
 上に同じくホモソ的です。そして美貌の学園祭事務局長が出てくる。なんと事務局長の趣味は女装! 
そんな人生n回目みたいなチート京大生がうだつのあがらない男と仲良く友人関係であるんだから不思議だ。
  
14.異邦の騎士(御手洗潔シリーズ)(島田荘司
 御手洗潔シリーズのスタート地点。御手洗潔シリーズは腐女子人気凄いですよ。どれくらい凄いかというとミステリ小説系同人誌即売会(東京でしょっちゅうか開催されている。最近大阪でも行われた)で必ず本が出ているくらいには凄い。
 
15.占星術殺人事件御手洗潔シリーズ)(島田荘司
 上に同じ。石岡くんと御手洗のやりとりに癒やされたりよこしまなことを考えたりしてください。

16.アイスクリン強し(畠中恵
 明治初頭の洋菓子職人の青年、ミナとその幼なじみの警官、長瀬と成金の娘がどったんばったん大騒ぎ!
 割と腐女子の間では畠中さんは人気があるようです。

17. 若様組まいる(畠中恵
 上に同じ。表紙を見てぐっと来たらそのまま読んでいいと思います。
 
18.東京の三十年(田山花袋
 田山花袋国木田独歩に出会うシーンがとてつもなくボーイズラブなんですけど、これってもしかしてナマモノBLになりますか?
 青空文庫でも確か読めるので国木田独歩田山花袋ボーイズラブに興味がある人は読んでみてください。
 
19.月世界小説(牧野修
 あらすじを読んでみてください。読めば全てが解ります。何回生まれ変わってもきみのことを愛しているよ系です。おすすめ!
  
20.宝石商リチャード氏の謎鑑定シリーズ(9巻)(辻村七子)
 表紙にいるアジア系のいい男が表紙にいるヨーロッパ系のいい男を天然口説きをして見事落とす話です。
 今度アニメ化するらしい。録画しよ……

21.海と毒薬(遠藤周作
 実際に九州帝国大学で起きた、捕虜のアメリカ兵を被験体にした人体実験に取材した小説。
 テーマから察せられるように倫理を問いかけてくるしんどい話なのですが、主人公とその同僚のやりとりが腐女子的には嬉しかった……激重話における清涼剤だった……

22.コロロギ岳から木星トロヤへ(小川一水
 小説の登場人物の一人である女性が腐女子なんです。だいたいそこからし腐女子が軸となり、彼女にとって都合のいい物語が展開されるのは目に見えている。
 ライトで楽しくさわやかな読後感です。

23.帝都一の下宿屋(三木笙子)
 三木先生を信じろ! 心が疲れないライトな日常ミステリ小説を読みたいなら是非三木先生の作品を読んでみてください。
 男男感情が濃厚なのですが、決して心を揺さぶられすぎてしんどいとか翌日になっても読んだ小説の男男感情の今年か考えられない……なんてことはないです。人によっては物足りなさを感じるかもしれない。
 この話では家主の少年に頭の上がらない青年が愉快この上なく、尻に敷かれる年上の男は最高だぜ! と天高く腕を突き上げたくなります。
 
24.海うそ(梨木香歩
 梨木神を信じ、たたえよ!! 
 上で紹介した家守綺譚とは独立した、別のお話です。舞台は鹿児島県甑島
主人公とその道案内役が一晩小屋で明かす場面があるのですが、朝食の味噌汁をめぐるやりとりがすばらしい。日常系BLが好きな人には是非読んでもらいたい。
 時間の流れの無情さ、人のはかなさをしみじみと感じさせられる、ちょっぴりもの悲しいお話です。

25.左近の桜(左近の桜シリーズ)(長野まゆみ
 このテーマの記事で長野まゆみを出すのは正直卑怯かなと思ったのですが、書きます。長野まゆみは図書館で借りられるBLっぽい小説大賞堂々の1位というか、この手の話で出てこないことはないです。
 なんなら長野まゆみ作家買いならぬ作家借りしてもいい。少年愛系、耽美系なのでそういった系統の作品が好きな人は是非。そういう人はすでに読んでそうだけど。

26.レモンタルト(長野まゆみ
 上に同じ。今回は主人公も主人公が思いを寄せる義兄も成人しています。成人しているからこそ婉曲的な性表現が生々しい。
 私は長野まゆみ作品だとこの小説が好きです。カザフスタンにいたころ冬がつらすぎて気持ちが死にかけたので繰り返し読んで正気を保ちました。

27.あゝ、荒野寺山修司
 「あゝ、荒野行動」と言いたいがために読んだだけだったのに、まさかこんなに生々しい男男感情が描かれているなんて……
 生々しすぎて行間から汗の臭いとか漂ってきます。さすが寺山修司だなあ。

28.友情(武者小路実篤
  男と男の友情っ! これに反応しない同性間高密度感情小説のオタクはいない。
 要諦は女性を巡る男と男の攻防そして友情なのですが、さわやかそうでさわやかじゃない、でもやっぱりさわやかな読み心地。

29.吉祥寺のパン兄弟(半田畔)
 だいたいタイトルの通りです。兄弟、パン屋さん、吉祥寺! 
 正直タイトルで買った。夜読むとお腹が減るのでお腹いっぱいの時に読むのがおすすめです。

30.チーム(堂場瞬一
  駅伝ものです。箱根駅伝の関東学生連合チームで繰り広げられる男と男の熱い感情! 
 スポーツものが好きな人は是非読んでみてください。続編も確か3冊くらい出ていた気がする。

31.破戒(島崎藤村
 部落差別問題を取り扱う文学作品として有名な『破戒』ですが、主人公とその友人の信頼関係が腐女子にとって心地よい……
 しかし題材がかなりハードなのでこういったとらえ方をしていいのだろうかという逡巡があります。
 こういうのは読み手次第なので、いろいろな楽しみ方をさせてもらうよ私は。

32.マークスの山高村薫
  高村薫とよく似た名前の作家で北村薫がいますが、この二者を区別する際には「男と男のハードボイルドな関係性が凄まじいか否か」
をチェック項目の1番目に入れておくとほかの項目がいらなくなります。つまりこの作品もそういうことです。
 注目ポイントは主人公の合田刑事とその義兄(主人公は妻と離縁しているのですでに義理の兄ではないが……)の関係性!
 義理の兄が勝手に部屋に入ってきてアイロン掛けたりしていきます。
 文体は結構ハードめ。

33.風が強く吹いている(三浦しをん
 ちょうど去年の今頃アニメ放送していましたね。私は毎週見て卒業論文の乗り切る糧にしていました。30で紹介した「チーム」と同じく駅伝ものなのですが、リアルさとフィクションとしての見せ所のバランスが上手いという評価をよく目にします。
 あとダブル主人公の清瀬と蔵原の関係性の光属性ぶりが評判がいいようです。わたしも好き。

34.李歐(高村薫
  高村薫を信じろ! 美貌で魔性の中国人男性と彼の魅力に引き込まれて阪大文学部をとっとと退学してしまった日本人男性の海を越えた要は恋愛譚です。
 例のごとく高村薫なのでハードボイルドな空気感が漂います。美貌の中国人男性が唇に真っ赤な口紅を塗って「惚れたって言えよ」と言い放つシーンは何回読んでもぐっとくる。
 しかし恐ろしいことにこの作品は作者が「娘に自分の作品を初めて読ませるなら」と考えて書いたとかなんとか。マジで? さすが高村先生……

35.宮廷神官物語シリーズ榎田ユウリ
 BLレーベルでも活躍している作家によるライトノベルシリーズの新版です。表紙がだいぶ手に取りやすくなっているのがわかる。
 やんちゃな少年の周囲の目が温かく優しく、そして宮中に渦巻く陰謀にボーイズラブの気配を色濃く感じます。
 シリーズ続刊まだまだ出るようです。この間8巻が出ているのを書店で見た(買った)。


36.駆け込み訴え(太宰治
 イエスを裏切ったユダの独白文。とにかく勢いがあって純粋におもしろいんだけれど、ユダのイエスへの執着っぷりが凄まじく、もはや狂気です。
 キリスト教ミリしら太郎でも楽しく読めましたがキリスト教徒的にどうなのかは寡聞にして知らん太郎です。

37.耽美なわしら(森奈津子
 ゲイとレズビアンバイセクシュアルとノンセクシュアルがどったんばったん大騒ぎするギャグ系小説です。
 早川文庫版の表紙がかわいい。

38.戦いの子シリーズ(カリン・ロワチー)
 たしかこれは絶版になっています。おもしろいかおもしろくないかで言うと個人的には翻訳SFものとしてはおもしろいが……という何とも煮え切らない印象。
 3作目の1巻。奴隷としてえらい目にあわされそうになっていた主人公くんが敵国のイケてて優しい兵士(高位)に養われ、当然のごとく敵国の兵士としてがんがんやったるで! という話。
 なんだこのボーイズラブ鉄板みたいな話は。正気か? 正気じゃないから絶版になったのかもしれない。

39.故郷(魯迅
 教科書に載ってなかった? 載ってたよ! 
 教科書BLという表現があるのですが、そうした作品群の1つとしてあげられることがごくまれにあるとかないとか。
 実家に帰ったら幼少期仲良く遊んだ少年が身分制度のためにすっかりよそよそしく卑屈になっていて大いに魯迅が傷つく話です。
 ルントウに対する魯迅の感情がかなり強い。しかしこれもまたナマモノBLなのではないか。すまん魯迅

40.野ばら(小川未明
 小川未明の話は全て短いので寝る前に読むのにぴったり! この話は敵国同士の国境警備兵二人の間で交わされる強い感情と友情、
 そしてタイトルにもなっている野バラの象徴的な描写に注目です。
 
41.恩讐の彼方に菊池寛
  執着とか復讐とかって、ボーイズラブなんだよなあ……
 ここに出てくるのはボーイズじゃなくて坊主だけど……

42.夜見師(中村ふみ)
 オーケー、一呼吸置いてググってみて。表紙が出てきただろ? 1巻と2巻の表紙がヒットしただろ?
 だいたい想像できるとおりです。黒髪のしっとり系のいい男が金髪のやんちゃないい男にほだされる系です。
 レーベルがホラー系なので実際話もオカルト・ホラー系だけど私でも読めたんだからだいたいの人がいけるのではないでしょうか。
 なんせ私はホラーが何よりも駄目なので……

43.藤野先生(魯迅
 魯迅ナマモノBL第2弾! 今回は魯迅が日本に留学していた頃の恩師を探すために書いた小説! 
 魯迅は日本留学時代の恩師・藤野先生をいたく慕っていたのですが、音信不通になっちゃうんです。かわいそ~。
 そこで魯迅は考えた、小説を書いて売ったら藤野先生が名乗り出てくれるのではないかと! 実際のところ名乗り出なかったため魯迅は藤野先生を見つける事は出来なかったようですが、藤野先生はこの小説を読んだんだとか。
 学生時代はもとより、小説を書いている壮年期になるまでいかに藤野先生を慕っていたかがわかります。

44.聖なる黒夜(柴田よしき)
  美貌の男がやくざの情人! そしてそのやくざは殺される! その捜査に当たる刑事! 強さともろさをあらわにする美貌の男!
 読みながらボーイズラブレーベルか? と思うくらいだいたいそういう話です。
 ちなみに韓国語版ではイケてる表紙イラストがついている。レッツ検索。


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ここまで書いて続きが唐突に面倒くさくなっちゃった……
そもそもこの記事を読んでくれる人はいるのか? そもそも同性間高密度感情とは何だ? 小説とは? 文学とは? 何もわからない。あと今日仕事が結構立て込んでて疲れた。

紹介文まで書ききれなかった分は以下に列挙します。
アマゾンとかであらすじを読んでみるといいんじゃないでしょうか。あとは「匂い系小説」でググるといろいろ出てきます。ただ古い記事が圧倒的に多い。インターネットでは死語なのでしょう。


45.Op.(オペレーション)ローズダスト(DAISシリーズ)(福井晴敏
46.生まれいずる悩み(有島武郎
47.竜の雨降る探偵社(三木笙子)
48.キングレオの冒険
49.キングレオの回想
50.男ふたりで12ケ月ごはん(椹野道流
51.男ふたりで12ケ月おやつ(椹野道流
52.桜宮サーガシリーズ(海堂尊
53.膚の下(神林長平
54.戦闘妖精・雪風雪風シリーズ)(神林長平
55.華竜の宮(上田早夕里)
56.敬語で旅する四人の男(麻宮ゆり子)
57.over the edge(探偵濱崎シリーズ)(堂場瞬一
58.カカノムモノ(浅葉なつ
59.亡国のイージス(DAISシリーズ)(福井晴敏
60.プロメテウス・トラップ(福田和代)
61.帰らざる夏(加賀乙彦
62.決壊石奇譚 百年の記憶(三木笙子)
63.月世界紳士録(三木笙子)

 


これ以外にもこれが同性間高密度感情小説! という情報がありましたらぜひ教えてください。
読むので。

 


おしまい